施工前

屋根板の様子は、かなり剥離・欠けが悪化してしまっています。
早急に修理しておかないと、雨漏りや、葺き替え工事の必要に繋がることが考えられます。

軒天・破風板端部です。
苔や藻が目立ちますが、高圧洗浄の時点でほとんど落とすことができます。
しつこい付着物の処理もお任せください。

施工中

高圧洗浄

工事はまず建物を清浄にしてから。
付着物はわずかであっても塗膜の仕上がりを左右します。
抜かりなく綺麗にしておくことが肝です。

屋根カバー工事

カバー工法は、新しい屋根材を古い屋根の上に設置する形で行いますので、初めに、板金を取り外して障害をなくします。
下地の野地板を張ったら、重ね幅を規定量確保しながら、ルーフィング（防水材）を敷き詰めます。
このルーフィング設置に不備があれば、どんなに強い屋根材を被せても雨漏りが起こるため、カバー工法において最も重要な工程といっても過言ではありません。
それから、軒先部分の板金などを取り付け、雨水の排出がきちんと機能するように。
ガルバリウム鋼板の屋根材は１枚ずつ、軒先側から取り付けていきます。
貧弱な屋根を全て覆いましたので、この先３０年程はメンテナンスフリーです。

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シーリング交換

最初に古いシーリングを撤去して、プライマーを塗って接着効果を上げ、それから充填していきます。
シーリングはものによりますが大体６～１０年ほどで交換時期です。
ひび割れてきたり、変色したりしてきたら交換の合図。
このような状態だと、元々あった弾力・密着性が失われてしまい、外壁との間にすき間ができることも。

外壁塗装

下塗り

パーフェクトサーフという塗料で下塗りです。
こちらは微細なひびへの追従性も高く、劣化した下地であっても適正が高いです。

中塗り

完全に硬化したら、パーフェクトトップSiに持ち替えて中塗りです。
写真右側のグリーンのところが塗った部分で、豊かな発色がありますね。
端から丁寧に層を形成していき、また乾燥時間を設けます。

上塗り

上塗りで塗膜に厚みを持たせ、２０年の使用に耐える強靭さを確保します。
中塗りを飛ばすことで費用概算を安くする業者もいますが、それでは塗料メーカーが指定する塗り回数に足りず、結局のところムダ金となります。
行う意味のある工事は、正しい塗り回数をクリアした工事のみ。
宍戸塗装では、後々お客様の二度手間になってしまうような施工ははじめから致しません。

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タイル部分は、下地の濃淡を活かし、透明感・ニュアンスのある色合いに仕上げました。
その他外壁部分は深いグリーンで統一のため、コントラストがおしゃれに。

付帯部塗装

雨樋やシャッターBOXなど各付帯部はホワイトで統一感を出しました。
塗装前に、入念に研磨を行い、塗料の付着力を底上げしています。

こちらは破風の上塗り後の仕上がりです。
苔の発生を抑制する化学機能に加え、激しい雨風から破風板を覆う、厚い塗膜ができました。

完工

グリーンとホワイトの組み合わせがクラシカルな印象で、一段とおしゃれなお家に。

担当者のコメント

この度は宍戸塗装へご依頼いただきまして、誠にありがとうございました。
外壁も屋根も、長い期間の耐久が見込めるとはいえ、環境条件に応じて劣化速度に多少の違いがございます。
台風などで強風を受けた後は、予期せぬ部分が飛来物などで損傷していることもよくあります。
前回のメンテナンスから１０年ほど経ちましたら、どうぞお気軽に現地点検をご依頼くださいね。
宍戸塗装はこれからも、宇都宮の皆さまの安心のお住まいのため、お力添えさせていただきます。

▷参考記事： 外壁塗装の見積もりを取る際に比較すべき6つのチェックポイント

こちらの参考記事では、重視される点によって選ぶべき塗料のグレードや、ご予算に応じたチェック項目などが記載されています。
工事をご検討の方はぜひ一度お目通しくださいませ。

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こちらから、宍戸塗装で可能な施工メニューと、塗り替え時のカラーシミュレーションについてもご覧いただけます。