施工前

こちらは破風板ですが、経年劣化による塗料の剥離が見受けられます。その下部の鼻隠しと呼ばれる部位も雨だれ汚れが付いています。目立つ汚れというと、雨だれだけではありません。基礎部には苔が付着し目立ってしまっていました。

施工中

高圧洗浄

まずは高圧洗浄から始めます。

付着した苔も、高圧洗浄機を使えば綺麗に取ることができます。

普通のお掃除では取りきれない苔・カビ・油膜などを、こそぎ取ることができます。ここで目に見えない汚れまで洗浄することで、塗料の耐久性や機能性も高まります。また、周辺へのご迷惑や騒音を防止するため、現場シートを取りつけます。

付帯部塗装

塗装は下塗り・中塗り・上塗りとあり、十分な品質に仕上げるためにはどれも欠かすことができません。「低コストで依頼できたと思ったら塗り工程を飛ばされていた」というケースはありがちな悪質施工ですが、宍戸塗装では、半端な施工は決して許しておりません。
写真は破風の下塗りの工程です。破風は、横や下から吹いてきた雨から屋根を守っており、最前線で雨風に当たる部位であるためメンテナンスが重要です。細かな溝があるところは、専用の小さなハケで隅まで塗装していきます。

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外壁塗装

下塗り

下塗りをいかに正確に行えるかは塗装職人の腕の見せ所です。このクオリティで、塗装の劣化が起こるまでの期間が数年単位で左右されることもあります。また、長期間メンテナンスせずに済む塗り替えをご検討されていたため、イナバ塗料の「２液ストロングマイルドシーラー」という塗料を選定致しました。こちらは、塗料の層が下地と強靭に密着する特性があり、今回のようなご要望にぴったりの塗料です。

中塗り・上塗り

外気温に合わせて必要な乾燥時間を計算し、きっちりと時間を置いてから次の工程に移ります。無理な時間短縮をしないことで、長期的な視点で最もコストパフォーマンスのよい施工ができます。中塗り・上塗りと重ねることで十分に厚い塗膜を作り、雨水・紫外線から外壁を守るために不可欠です。

コーキング交換

弾力性があり、建材と建材とを固定して水の侵入を防ぐなどの機能を果たすのがコーキングです。まず古いものを完全に除去します。

除去が済んだら、新しいコーキング材を充填します。コーキングがしっかり機能を果たせるのは５～１０年の間とされています。それ以上経って劣化が進むと、硬化やひび割れなどがみられ、白いものの場合は灰色にくすみます。そうして劣化した隙間から雨水が浸食すると、耐震性の低下や雨漏りはもちろん、建材そのものが腐食されるリスクもあります。今回のように、外壁のお色と合わせ、自然な見た目にすることも可能です。

参考記事▷なぜ必要？外壁のシーリング（コーキング）の役割

完工

緑色の苔が目立っていた基礎部は、清潔感と明るさを取り戻しました。

外壁も、色褪せをカバーし、テクスチャの映える光沢感のある仕上がりとなりました。
コーキングも新調したことで、大きな地震などの際も外壁のひび割れなどを防止でき、安心して頂けます。

ひさしなどの付帯部も雨だれ等目立ちやすい箇所ですが、クリーンな印象に。

担当者のコメント

今回のご住宅は築１７年で２回目のメンテナンスとのことでした。約１０年に１度の頻度で、ご住宅全体のチェックと塗装メンテナンスを行って頂くことで、建材の取り替えなど深刻な事態の可能性はかなり下げることができます。
宍戸塗装では、「仕上げを綺麗にする」ことが目標ではありません。仕上がりは当然のことながら「目に見えない部分の品質」まで決して妥協しない施工で、初めてお客様の安心の暮らしをサポートすることができると考えております。まずは、ご住宅がどのような状態かをチェックしてみることが肝心です。前回のメンテナンスから１０年が経つご住宅や、気になる点などがございましたら、宍戸塗装までお気軽に無料の現地調査をご依頼ください。誠心誠意ご相談をさせて頂きます。

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