施工前

こちらが施工前の様子です。

表面をコーティングしていた塗装が剥がれてしまって屋根材が露出し、苔やカビが生えてしまっています。
スレートはセメントが主材のため屋根材そのものには防水性がありません。そのため定期的に塗装で保護する必要があります。
保護している塗装が劣化すると屋根材が水を吸い込んで、苔やカビが生えやすくなります。

スレート屋根の特徴やメンテナンスについて詳しくは下記をご覧ください。
▷参考記事：スレート（カラーベスト）屋根の特徴や長持ちさせる為のメンテナンス内容をご紹介

施工中

高圧洗浄

コケやゴミなどの付着が激しいため、高圧洗浄機にて隅々まで徹底的に綺麗にしていきます。

塗装工事に使用する高圧洗浄機は14.7Mpa 以上の非常に強い圧力のもので、家庭用高圧洗浄機（8〜12Mpa）では落ちない汚れも落とせます。
下記が洗浄後の様子です。きれいに汚れやカビが落とせました！これで塗装の準備が整いました。

屋根塗装：下塗り

こちらは塗装の様子です。

使用塗料はカチオン系シーラーレスフィラー「ベスコロフィラーHG」です。
マイナスの電荷を帯びたスレートに対してプラスの電荷をもつカチオンの効果によって下地への高い密着の効果を持ちます。
また表面の目止め効果が高く、今回のように傷んだスレート屋根の肉痩せした表面の細かい凹凸なども埋めてくれます。
※シーラーレスフィラーとは言葉の通り、「シーラーを使用しなくてもシーラーの役割を果たしてくれるフィラー」です。
シーラーもフィラーも下塗りですが、シーラーは下地との密着を高める効果、そしてフィラーは表面の凹凸を埋めて整える効果があります。このシーラーレスフィラーとは表面を整えるフィラーの役目をしながらシーラーを塗らなくても密着力のある塗料となります。

今回のように傷んだ下地は塗料の吸い込みや凹凸もあるため、このような適切な塗料を使用して下地をしっかりと整えていくことが重要です。

近年塗料は多くの便利で高性能のものも販売されており、シーラーレスフィラー等々の塗料を使用することにより工程を省くことがなどが可能なため、塗装工事のコストカット等のメリットに繋がります。

屋根塗装：中塗り・上塗り

下塗りをしっかり浸透させて厚みを回復し、整えた後は、仕上げ塗料を中塗り、上塗りと二回塗装して仕上げます。

上塗り塗料は「1液ワイドシリコンα」を使用しました。セラミックを使用した低汚染性の塗膜で汚れや耐久性に強い塗料です。

施工後

こちらが施工後の様子です。

担当者のコメント

この度は、宍戸塗装にご依頼いただき誠にありがとうございました。

瓦よりも安価で耐久性も良い波型スレート屋根は一時期人気の屋根材でしたが、アスベストが問題となりノンアスベストの屋根材となってからは耐久性が弱くなってしまったため、現在では主流ではなくなっています。

中にはもう廃盤になってしまっている屋根材もあり、販売時期的に耐用年数が近かったりメンテナンスを必要としていることが多いです。
お家が似たような屋根で、劣化が気になるという方は一度ご相談ください。

宍戸塗装は宇都宮地域密着で活動し、お客様のライフプランをお聞かせいただいた上で、どのような工事な必要かを見極めて施工プランをご提案いたします。

宇都宮市の屋根塗装、外壁塗装は宍戸塗装にお任せください！

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