外壁塗装は、費用も手間もかかる工事です。そのため、「絶対に失敗したくない」と思う方も多いでしょう。

そこでこの記事では、外壁塗装で失敗しないために確認しておくべき6つのポイントを紹介します。外壁塗装を考える際は、ぜひ参考にしてください。

外壁塗装で失敗しないために確認しておくべき6つのポイント

外壁塗装で失敗しないために確認しておくべきポイントは、以下の6つです。

• ・ライフプランに合わせた塗料の選び方
• ・外壁塗装工事にかかる費用相場を知る
• ・項目に分かれた詳細な見積書
• ・信頼できる業者の選定
• ・外壁塗装を行う時期
• ・外壁の色選び

それでは、詳しく解説していきます。

ライフプランに合わせた塗料の選び方

外壁塗装に用いる塗料には、たくさんの種類があります。それぞれ価格や機能が異なっており、その塗料ならではの特徴を持っています。
。外壁塗装でよく使用される塗料は下記のグレードに分かれています。

例えば、外壁塗装においてよく用いられているシリコン塗料は、価格と機能のバランスが良いことが特徴です。
1,800円～2,800円/㎡程度の値段で7～10年使用でき、コストパフォーマンスが高くなっています。
一方で、価格が3,000～4,000円/㎡と高額なフッ素塗料は、15年以上も長持ちするのが特徴です。熱や寒さにも強く、汚れにくいという機能も備えています。

このように、塗料には多くの種類があります。
フッ素塗料を選択すると、一度に払う額が大きくでも次の塗り替えまでの間隔をあけることができ、トータルでの塗り替え回数を減らすことができるため、最終的なライフサイクルコストを減らすことができます。

塗装する建物に長く住む予定で長く住まいを守りたい場合にはフッ素塗料や無機塗料、一回の出費は抑えたい場合にはシリコン塗料やラジカル塗料がお薦めです。
特にラジカル塗料はシリコン塗料とあまり変わらない価格でシリコンよりも耐久性が高いのでよく使用されています。
他にも汚れがつきやすい場合には低汚染性のものを選ぶ、暑さが気になるなら遮熱性のあるものなど、自分のライフプランや欲しい機能に沿ったものを選ぶことが重要です。

外壁塗装工事にかかる費用相場を知る

塗装工事にかかる大まかな費用も、事前に把握しておくと心配ありません。
業者の中には値引きの余裕を残したり、ひどい場合には工事以外の費用として上乗せした見積をだしてくるところもあります。

塗装工事にかかる費用は、主に「塗料代」、「足場代」、「施工費」で構成されています。
塗料代は塗料そのものにかかる費用、足場代は作業に必要な足場を設置する費用、施工費は実際に作業する職人へ支払われる人件費のことです。
これらが相場の価格になっているか確認しましょう。
「提示された費用内で、自分の想定している工事がおこなってもらえるのか」という点も確認しておくと、より安心です。

とはいえ工事費用は施工面積や外壁の状態によって異なります。
自分の家ならいくらになるのか？この工事ならいくらなのか？を知るために相見積もりをとって比較検討するようにしましょう。

項目に分かれた詳細な見積書

業者からもらった見積書を比較検討する時に、業者によって見積書の形式が異なるため比較がしずらいということが珍しくありません。
この見積書にも失敗しない外壁塗装のためのポイントがあります。
工事が工程ごとに分けて記載してあるかどうか？
「一式」という項目が多すぎないか？
使用する塗料名や数量や単価が記載されているか？

といった点が詳細に記載されているかどうかをチェックしましょう。

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信頼できる業者の選定

外壁塗装の工事をおこなう際は、信頼できる業者を選ぶことがとても重要です。
もしも悪徳な業者を選んでしまうと、手抜き工事をされたり相場より高い費用を請求されたりする恐れがあります。

現地調査を確実に行ってくれて、その内容をきっちりと報告してくれるか？納得のいく説明を丁寧にしてくれるか？ということが重要です。
安いからといって価格だけでえらんでしまうと、手抜き工事をされてしまったということもあります。
外壁塗装ではきれいに塗装してしまえば下の工程がよくわかりません。中塗りを行わない手抜き工事をするような業者も残念ながら存在します。
特に訪問販売の業者には注意をしてください。ここ宇都宮市でも訪問販売による悪徳業者の被害が報告されています。

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外壁塗装は「どの業者に依頼するか」によって同じ工事でも大きく金額が変わります。
これは建築業界の構造として、大手メーカーや大きな工務店では職人が所属しておらず、多くの営業マンが仕事をとってきて、実際の工事は下請けに発注しているからです。
下請けに出すとその分中間マージンが発生し、その分が工事費用に上乗せされています。

地元密着で活動している、営業マンのいない職人直営店の場合は、中間マージンが発生せずに同じ工事でも安く、また塗装の専門家が最初から窓口なのでスムーズに工事が行えるメリットがあります。

外壁塗装は、業者によって出来が大きく左右されます。業者選びは様々な情報を検討して慎重におこないましょう。

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外壁塗装を行う時期

外壁塗装をおこなうタイミングは、塗料の耐用年数を目安に考えるのが一般的です。
しかし、自然環境などによって耐用年数は前後する可能性があります。そのため、劣化症状があらわれた場合はすぐにでも塗装を検討したほうが良いでしょう。

塗装工事をおこなう時期は、春と秋がおすすめです。
気候条件が塗装工事に適しており、実際に工事件数も多くなっています。ただし、人気の時期は費用が高くなりやすかったり工事の予約が取りにくかったりしますので、注意が必要です。

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外壁の色選び

外壁の色選びも、失敗しないためにはこだわりたいポイントです。
事前に塗装したい色でカラーシミュレーションをおこなっておくと失敗を避けやすくなります。

というのも、合わない色の組み合わせや汚れが目立ちやすい色を選ぶと、「こんなはずじゃなかった」となってしまいます。
また、色は大きな面積で塗装するとイメージが変わります。小さな色見本だけで塗装の色を選んでしまうと、「実際に塗ってみたらイメージと違った」となる可能性が高くなります。
塗ってしまってから再度色を変更となると、また費用と手間がかかってしまいます。
ですので、便利なシミュレーションツールなどを使ってイメージしておくのが外壁塗装での失敗を避けるためにおすすめです。

▷参考記事：外壁塗装・屋根塗装の色選びはカラーシミュレーションの活用を！その理由を解説

業者の過去の施工実績も参考になるので、好みのカラーリングをチェックしたみたり、おすすめの色や色の組み合わせなど、色選びについて悩んだ時はまたプロの塗装業者に相談してみるのも良いでしょう。

まとめ

外壁塗装で失敗しないためには、必ず以下の6つを踏まえておきましょう。

• ・ライフプランに合わせた塗料の選び方
• ・外壁塗装工事にかかる費用相場を知る
• ・項目に分かれた詳細な見積書
• ・信頼できる業者の選定
• ・外壁塗装を行う時期
• ・外壁の色選び

これらをおさえておけば、後悔のない外壁塗装ができるはずです。
後悔のない満足のいく外壁塗装工事ができるよう、これらのポイントをチェックしておくと安心です。

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