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塗装の豆知識
「セメント瓦」には塗装が必要!メンテナンス時期や費用相場を解説
2023/2/18
「家の屋根がセメント瓦だけど、メンテナンス方法がわからない」「瓦っぽいけど塗装した方がいいの?」と、お悩みではありませんか。
実はセメント瓦は、「瓦」とついていますが、塗装による定期的なメンテナンスが必要であり、塗装をおこなわないと、家自体に大きな影響を及ぼす可能性もあります。
そこで今回は、セメント瓦に塗装が必要な理由とメンテナンス時期について解説します。
また塗装の費用相場や費用を抑えるためのポイントについても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
セメント瓦には塗装が必要な理由
普通の瓦は瓦の形に成型した粘土を高温で焼成して製造されます。瓦そのものが陶器のような素材であるため防水性も高く非常に丈夫で、耐用年数も50~100年と言われています。
一方のセメント瓦は、セメント瓦は、素材が川砂とセメントでできている瓦です。粘土瓦が高額で住宅の需要に追い付かなった1970~1980年代に、粘土製の瓦よりも安価で製造しやすかったために流行しました。セメント瓦そのものの耐用年数は約30年です。
セメント瓦は厚型スレートとも呼ばれますが、スレートもセメントが主成分であり、同じく塗装によるメンテナンスが必要なように、セメント瓦にも塗装による定期的なメンテナンスが必要です。
セメント素材そのものに防水性がないため、塗装によって防水性を高める必要があります。
塗装をおこなって防水性を高めると、セメント瓦にそのまま水が染み込むことはありません。しかし塗装をしないまま放置しておくと、セメント瓦に水が染み込み、雨漏りなどを引き起こす恐れがあります。
新築時はしっかり防水塗装が施されていても、時間が経つにつれ塗装は劣化します。そのため、定期的な塗装によるメンテナンスが必要です。
セメント瓦の塗装メンテナンス時期
セメント瓦の塗装のメンテナンス時期は、5~10年が目安です。
しかし、以下のような劣化症状が出始めた場合はすぐに塗装をおこないましょう。
- ・変色・色褪せ
- ・カビ・苔の付着
- ・ひび割れ・欠落
変色・色褪せ
セメント瓦の表面の色が変わったり、色褪せて見えたりする現象です。変色・色褪せは塗装の劣化の初期症状で、紫外線や雨によって塗装が弱ってきていることが原因で起こります。
塗装が弱ってくると塗料がもつ防水性などの機能が低下してきているサインです。
すぐに致命的な症状が起こることはありませんが、放置してしまうと劣化が進んでしまいます。
症状が確認できたら、早めに業者に診断してもらうのがおすすめです。
カビ・苔の付着
瓦の表面にカビ・苔が付着する現象です。
塗装の防水性が失われていると、表面から水が染み込んでカビや苔が根付いてしまいます。
セメント瓦は凹凸のある屋根材ですので、カビや苔が生えやすい屋根材でもあります。
カビや苔は瓦の内部へ根を張るため、セメント自体を脆くします。そうすると瓦自体の耐久性も失われてしまい、ひび割れなどが発生しやすくなるため、早急な対応が必要です。
ひび割れ・欠落
セメント瓦の表面にひびが入ったり、剥がれ落ちたりする現象です。
セメント瓦の塗膜が薄れて水を吸収するようになると、水分を吸い込んで膨張、乾燥して収縮を繰り返します。するとセメント瓦そのものへの負荷が継続的にかかるようになり、ひび割れなどの異常が発生します。
放置しておくと隙間から雨水が入り込みやすくなり、雨漏りなどに繋がります。
セメント瓦の塗装費用相場
セメント瓦の塗装費用相場は、塗料のグレードや屋根の大きさなどによっても変わりますが、2,000~4,000円/1㎡が費用相場です。
おおむね40万~70万円程度です。
屋根部分にあたるセメント瓦の塗装は高所での作業が伴うため、必ず足場が必要となります。そのため、塗装費用には足場代必要になります。
屋根の塗装をおこなう際は、一緒に高所の外壁の塗装もおこなうと、足場代が節約できてお得です。
モニエル瓦の塗装に注意
「モニエル瓦」も1970~80年代に流行したヨーロッパ発祥のセメント瓦の一種です。素材はセメントと同じセメントと川砂ですので、こちらの屋根材にも同じく塗装によるメンテナンスが必要です。
ただ、モニエル瓦は表面にスラリー層という独自の着色層があり、再塗装の際にはこのスラリー層をきれいに除去してから塗装する必要があります。
もしスラリー層が残っているまま塗装してしまうと、施工不良の原因となり、数年で塗装が剥がれてしまう恐れがあります。
また、モニエル瓦の塗装にはモニエル瓦専門の塗料を塗装する必要があります。
モニエル瓦の塗装には知識と経験のある業者に依頼することが重要です。
モニエル瓦について詳しくは下記をご参照ください。
▷参考記事:モニエル瓦とは?雨漏り原因とメンテナンス、塗装における注意点
セメント瓦の塗装費用を安くする4つのポイント
セメント瓦の塗装費用を安くするには、以下の4つのポイントがあります。
- ・複数の業者から見積もりを取って、比較する
- ・劣化が進行する前に塗装する
- ・繁忙期を避ける
- ・自社施工の業者へ依頼する
複数の業者から見積もりを取って、比較する
塗装費用を安くするには、複数の業者から見積もりを取って比較することが重要です。
あまり多くの業者から見積もりを取ると逆に悩んでしまうので、3社程度に絞って検討すると良いでしょう。
比較する際は、「相場よりも高すぎず低すぎない価格か?」、「サービス内容や見積もりの内容が、他とかけ離れすぎていないか?」を重視すると、間違いありません。
劣化が進行する前に塗装する
セメント瓦の塗装の劣化が進行すると、ひび割れや破損を起こします。そうすると屋根の下地まで影響が出ている可能性や、また補修費用も余分にかかってきます。
ぼろぼろになる前に、定期的に塗装を行うことで、費用を抑えられます。
また劣化しすぎると塗装では対応できなくなり、葺き替えが必要になってしまいます。もしも雨漏りを起こしていたらさらに費用がかかる恐れもあります。まだ大丈夫かな?と放置せずに、早めの定期的な点検が安く済ませるためには大事です。
繁忙期を避ける
屋根塗装における繁忙期は、比較的気候が安定していて作業がしやすい、春と秋です。この時期は工事が多くおこなわれるため、人手などが不足し費用も高くなる傾向があります。そのため、比較的工事が集中しない夏と冬を狙うと、通常より費用を安くできます。
しかし、夏と冬は気候条件などにより工事が進めにくい時期です。お住まいの地域の特性なども考慮し、支障のない時期を選びましょう。
自社施工の業者へ依頼する
自社施工の業者へ依頼すると、下請け業者への仲介料などが削減でき、費用を安くしやすいです。
ハウスメーカーや大手工務店では自社で職人を抱えていることは少なく、実際の工事は下請けにだしています。そうするとその分中間マージンなどほかの費用が発生して高額になる傾向があります。
自社施工の職人の場合、そうした不要な費用がいらず、適正な価格で工事が可能です。
また、自社施工であれば自社で工事までおこなうため、こだわりなどに柔軟に対応してもらいやすいというメリットもあります。
まとめ
セメント瓦は、セメント素材そのものに防水性がないため、防水性を高めるための塗装が必須です。
塗装のメンテナンスは5~10年を目安におこなうことが理想ですが、以下のような劣化症状が見られた場合はすぐに対処しましょう。
- ・変色・色褪せ
- ・カビ・苔の付着
- ・ひび割れ・欠落
また、セメント瓦の塗装費用は、おおむね40万~70万円程度です。
しかし、以下の4つのポイントに気を付けると、一回の費用やトータルのメンテナンスコストを抑えられる可能性があります。
- ・複数の業者から見積もりを取って、比較する
- ・劣化が進行する前に塗装する
- ・繁忙期を避ける
- ・自社施工の業者へ依頼する
セメント瓦の屋根は適切なメンテナンスをしっかりおこない、家を長く綺麗に保つことができるようにしましょう。
またセメント瓦の一種であるモニエル瓦には塗装の際に注意が必要です。
塗装を依頼する際には実績と経験のある塗装業者に依頼するのがおすすめです。
宍戸塗装は、地元の宇都宮市にて地域密着でセメント瓦をはじめ、屋根塗装、外壁塗装などの塗装工事をおこなっております。
職人直営店のため、余計な中間マージンがかからず適正価格にて塗装工事をおこなうことが可能です。
宇都宮市でのセメント瓦の塗装工事など塗装に関するご相談は宍戸塗装にまでお気軽にお尋ねください。
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屋根使用塗料・塗料色(上塗り) | |
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